私は大学3年生の時に交換留学をしたので、帰国したのは、4年生になる直前の1月末でした。今では、就職活動の開始時期が遅くなりましたが、当時の開始時期は、3年生の10月。私が帰国した時には、同級生はみんな黒髪に黒いスーツで、エントリーシートを何社も提出している状態でした。一足も二足も遅れて就職活動を始めた私は、とても不安でいっぱいでした。そこで、私はとにかく自分の足で動き、自分の目で調べ、自分の耳で聞くことを心がけました。何社も応募すると、自分でも整理できなくなるため、しっかりと進捗状況をまとめ、次、そしてまた次の面接に臨みました。就職活動が終わり、振り返って意外だったことは、面接は、会社と学生のマッチングを確認する場であるということです。どうしても、応募する学生にとっては、「採用してもらおう」という立場になってしまいがちですが、何社も面接に出向いた中で、「この面接官の雰囲気が私に合うな」と直感で感じた企業が、私が内定をいただき、入社することになった企業でした。つまり、面接官を見て、学生の側も「企業を選択する」立場であるということです。就職活動の真っただ中では、なかなかそのような余裕はないかと思いますが、最初から職種や業界を絞り込みすぎずに、幅広い視野をもって、たくさんの企業を訪問した方が、自分に合った企業に出会える可能性が高くなると思います。就職活動を通して勉強になったことは、何より自分としっかり向き合ったことです。自分ってどんな人間なのか、何が得意で、これまで何を頑張ってきたのか。これからどうしたいのか。一つひとつの問いにしっかり向き合って棚卸しすることが、就職活動を成功させ、社会人生活の方向性を確立させるための鍵です。これにはじっくりと時間をかけるべきだと思います。就職活動はうまくいかない、しんどいというマイナスのイメージが強いですが、他人と比べることなく、自分にしっかり向き合って、そして幅広い視野で企業をしっかり見極めることで、乗り越えることができました。