今から20年以上も前の話しです。
当時、高校3年生だった私は卒業後の進路は就職で考えていました。
絶対この職に就きたいという願望はなく、とりあえず生活のため、なるべく条件の良い就職先を…と模索する日々を送っていました。
高校生活はそれなりに楽しんでいて、私は、とあるクリーニング工場へアルバイトに行きながら自動車学校へ通い、その合間に友達と遊んだり彼氏とデートをしたり…
今思えば懐かしい青春時代です。
ある時、学校斡旋の募集でガソリンスタンドの正社員を見つけました。
その時、ここに応募してみよう!って、ふと思ったのです。
実は、その前年まで母が小さな喫茶店を営んでおり、毎日のように顔を出しては常連さん達とお話ししたり凄く楽しい時間を過ごしていました。
その喫茶店の向かえ側にはガソリンスタンドがあり、そこの従業員さん達も良くお昼ご飯を食べに来てくれて楽しい談笑のひととき…
私は楽しかった思い出だけを胸に業務内容や待遇など満足に考える事なく応募しました。
面接当日、緊張しながら街へ向かいました。
とにかくビルだらけ…その景色を見て高校生の私には益々緊張感が増してきました。
本社が入るビルを見つけ、エレベーターに乗り…
勇気を出してドアを開けました。
私の学校からはもう1人面接に来ており、また色々な制服を着た他校生達も順番に面接を受けていました。
学力テスト、検査を受けたあと、いよいよ面接です。

学校で習った通りの椅子の座り方、お辞儀、面接官のネクタイ部分を見つめながら元気良く質問に答える私…
結果、無事 内定を頂くことが出来ました。
内定が決まってからは入社前の泊りがけでの新人研修等ありましたが、すぐ同期とも打ち解け合う事ができ、入社式を迎えることが出来ました。
仕事は大変なこともありましたが、待遇もそれなりに良く、人間関係にも本当に恵まれました。
その後、結婚のため四年後に寿退社しましたが、私の人生における貴重で大切な経験だと思っています。
今、40代を迎えようとしている主婦の私があの時と同じような行動を取れるか?と問われたら正直自信がありません。
なぜなら、世の中の厳しさを知ってしまったからです。
年齢を重ねた分、ひとつひとつ慎重になってしまい、お金を頂くことの大切さを知ってしまったからこそ、勢いだけでは今はいけないですね。
若いって本当に素晴らしいです。
でも、あの時の経験があるからこその今の私です。
そんな私は今、パート勤めですが、子供達も大きくなって来たので社員さんで働けるような職場を探しています。
あの時の18才の頃の気持ちを思い出して、怖いもの知らずで新しい社会に飛び出してみよう!そう思いながら頑張っています。